2021年の一年間で使ったお金をすべて集計してみました!【夫婦二人暮らし】

2022年突入してから既にだいぶ月日が経ってしまいましたが、2021年の総括として総額いくらお金を使ったのかをまとめておこうと思います。夫婦2人暮らしでの一年間の結果です。前置きもほどほどに、早速見ていきましょう!

2021年で使ったお金の総額は2,516,000円となりました!大別すると生活費が2,295,000円、贅沢品やその他の例外的な出費が221,000円となっています。

2021年の合計支出は251万6千円。対前年で1%の減額。

前年の2020年は以前の記事で紹介したように合計支出252万8千円でしたので、なんとyear on yearで12,000円の減額ですね!巷ではインフレによる物価上昇なんて囁かれている中で嬉しい驚きです。…とは言いながらも、実は詳しくみていくと少し気になるところもでてきます。それでは21年の支出合計についてもう少し詳しく費目別に見ていきましょう。目標値としては20年の実績値を考えていたので横に並べて比較してみました。まずは生活費からです。

2021年 生活費の内訳

21年の生活費合計は229万5千円と前年から4%増えてしまいました。

このように比べてみると、食費を除けば前年からあまり変化がなかったことがわかります。(家賃が少し高くなっているのは、契約更新にかかる費用を20年は年の途中からしか計算に加えていなかったのに対して、21年は年初からちゃんと12カ月分含まれているからです。)

娯楽費が20年、21年共に全く同じ金額というのは偶然でした。外出した際の外食費用等がここに出てくるのですが、月平均6,750円ってちょっとチープすぎますかね?(笑)ここは今後コロナ等の状況に応じて変動していくものと考えています。

その他には分類が難しい雑多な費用が詰め込まれているのですが、ここも20年とほぼ同額で良かったと感じています。月に15,000円ぐらい何かしらここで出費が出ると捉えておけば良いということですね。

食費の高騰をどう捉えればよいのか?

気になるのは食費です。年間で57,000円増となんと12%も上昇してしまっていますね。主な理由として僕が平日お弁当を持たなくなってほぼ毎日何かしら買っていたというのがあります。他にも考えられるのは足元22年2月時点で年間2.8%もあったと言われる食料品物価の値上がりの影響と、単純にもっと単価の高い食べ物を買うようになったということですが、両者共に影響を測るのはかなり難しいです。

前者の物価の値上がりについてですが、消費者物価指数(CPI)ベースでのインフレが実際の僕らの食卓を構成する品物にどれぐらい関連しているかを調べるには、もっとディープダイブが必要となりそうです。ただやはりインフレとして全体の底値に上昇の圧力がかかっていると言うふうには捉えていたほうがいいかなとも思います。

後者の単純な食べ物の趣向の変化ですが、心当たりとして21年は少し「良いもの」を買う機会が増えたように感じています。思い当たるところとしてはヨーグルトがちょっとお高いギリシャヨーグルトになったり、肉の中で鶏胸肉を食べる比率が減少したり…。これもなかなか数値化して影響額を計算することは難しいですが、このようにより高いものに慣れてしまうとなかなか元に戻すことが難しくなるため注意が必要そうです。

生活費以外の支出の内訳は?

贅沢品等の出費は22万1千円。前年の32万5千円からは大幅な減額です。

続いて生活費以外の出費、すなわち生きていくためには必須ではない贅沢品や、例外的な費用をまとめてみました。去年の記事でも同様のことを書いていますが、ここの部分を生活費から切り分けて集計しているのは、最悪この支出は無くても生きていけるからという理由があってのことです。FIRE後にもし色んなことが明後日の方向に飛んでいってしまったとしたら、まずはこの部分から切り詰めることができるはずです。

21年の結果としては221,000円となりました。20年は325,000円だったので大幅な減額です。21年は食費を主に生活費が上がったのをこちらで吸収したという形ですね。

ただし、例外費用の出費を抑えられたのはやはりコロナ禍の影響下で会社の飲み会等交際費がほぼ無かったりしたことがありますので、今後もっと増えることは想像に難くありません。旅行とかにも行きたいので少なくとも10万円くらいは発生する余地があると見たほうが良いのではないかと考えています。

これからの支出に関する懸念点

全体を振り返ってみて、やはり前年の20年とほぼ同じ水準の支出で過ごせたのは良かったと思います。毎日の生活の中でも特段切り詰めていたという感覚はなく、欲しいものが出てきたときにはそこまで悩みもせずに購入していました。夫婦2人とも元々倹約志向のことも手伝って支出を増やすことなくいけたということにとりあえずホッとしています。

今後の懸念点としては二点あります。

一つ目は20年、21年共にコロナ禍の影響下にあり外出を控えてたという事実があります。さまざまな自粛というのは家計にはあくまで恩恵という形で現れた格好となり、交際費等での出費はかなり少なかったと認識しています。今後の状況がどう推移していくかというのはあくまで想像の域を出ませんが、仮に今後もっと飲み会や外出の機会が増えていくのであれば突然それに伴い使うお金も増えていくことでしょう。ここ二年旅行すらしてないですからね!今年一年はこの娯楽と支出という部分のバランスを考えるための大事な時期となりそうです。

二つ目は忍び寄るインフレの影ですね。アメリカではここ一年間でCPIが8.5%と大幅な物価の上昇が進んでいることが取り沙汰されています。長年低インフレに悩まされてきた日本にもいよいよこの物価上昇の波は押し寄せてきているようで、上述してますがここ一年間で1%近いインフレ率が報告されています。個人的にもここ2、3カ月は光熱費がやたらと高くなっているのもあり気になっているところです。

コロナ含め様々な要因がある中でこれが長期的なトレンドになるのかどうかは様々な意見があるようで、僕としてもなにかジャッジをつけるつもりはありませんが、日本の2000年から2020年までの平均インフレ率が0.1%ほどだったということは認識しておく必要がありそうです。

インフレが進行するとFIREの計画への影響はあるのか?

さて、そう言った上ですが、FIREのガイダンスとなる4%ルールは(米国のですが)インフレも考慮に入れた上での計算ですので、僕は今のところはそこまで心配はしていません。最終的にリタイアした際に自分がいくらお金が必要なのかというのを額面でしっかり把握できていれば良いわけなのですから。

逆にこのようなインフレ下の環境というのは自分の生活費を見直すための良い機会と捉えることもできるでしょう。4%ルールでは毎年インフレ率に合わせて自分の額面上の支出を増減させるという想定がなされています。前述の通りインフレの個人への影響というのはそれぞれのはずで、もし支出の増加をインフレ率より低く抑えることができれば、その分リタイア後の資金繰りの持続性が高まります。りんごが高くなってきたから果物はみかんを買おうというような思考フレームですね。もちろん全てのカテゴリにおいて都合よくいくはずはなく限度はありますが、自身の支出の中身をよりよく把握するためにも個別のアイテムの物価の変動なんかにも今年は注意を向けたいと考えています。

いかがでしたでしょうか?支出を追跡することは、リタイア後に自分が必要となる金額を算出する上で欠かせません。まさにFIREの根幹に関わる事と言えるでしょう。今回のように対前年での分析もしてみると、生活スタイルや経済的な環境の変化も感じられるので非常に面白いです。どこで使いすぎてしまったとか、ここにはもう少しお金をかけてみても良いのではないかといった判断ができるのもこのように変化をしっかりと記録してこそだと思います。今年も継続して使ったお金の使途を明らかにしていきます!

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