以前の記事では支出の予算を組むことの必要性とその具体的な方法についてお話をしました。予算を策定したら次のステップはなんでしょう?はい、実績を記録することです。
なんか予算とか実績とか言っていると仕事をしているようで変な感じですが、やっていることは同じです。会計の対象が法人から個人に変わっただけで、予実管理(予測と実績の管理)の重要性は変わりません。せっかく良い予算を作成することができたとしても、その通りにいっているのかどうかもわからないのでは評価のしようがなく、いつまで経ってもお金は貯まりません。
今回は僕のやっているお金の使途の追跡方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
エクセルを使った支出の記録方法
基本的に僕はエクセルを使って実績を記録しています。毎日の生活でお金を使うことがあれば、その都度一旦iPhoneにメモを取り、3日ぐらいたまったらエクセルにまとめて記帳します。カードで決済をすれば後から明細を見れるので便利ですが、たまにカードの使えないスーパー等で買い物をする時には金額を忘れないように必ずレシートをもらいます。

記帳する際には食費、娯楽費というようにジャンル毎に分別し、それぞれが予算の値と比較できるように式を作っています。エクセルは自分の好きなように様々に表の構成を工夫できるのですごく便利です。そしてその月の合計額を収入からマイナスして投資に当てられる金額を計算し、最終的なSaving Rateを算出しています。このように記帳をしっかりすることによって初めて自分のFIREの進捗度合を測ることができるのです!
人によっては下の表のようにお洒落で複雑なシステムを作り上げている猛者もいます。ここまでやる必要があるかは分かりませんが、自分の好きなように家計簿を作れるのはエクセルの強みです。(アメリカ版なので参考にはならないかもですが、このグーグルドキュメントのリンクから Redditユーザー u/ Classic_Differenceの作った下の表のテンプレをダウンロードできます。 )
家計簿を自動化する
僕の実践している方法はこんな感じですが、だいぶマニュアルな作業ですね。もっと自動化することもできると思います。決済をクレカや電子マネーのみで行うことができれば、Money Tree、Money Forward、Zaim などスマホのアプリが自動的にお金の使途を追跡してくれるサービスだってあります。月ごとの表とか勝手に作ってくれるのは嬉しいですし、デザインもお洒落なアプリが多いですよね。銀行の残高も繋げられたりするようで非常に便利だと思います。
僕が上記のような家計簿アプリを使わない理由は
1 クレジットカードの情報を提供することに抵抗がある
2 自分でマニュアルでつけていた方が支出を意識できる
の2点が主にあります。
1の理由は実は僕が疑り深いだけで、もしかしたら気にすることでもないのかもしれませんが、やはりちょっと自分のクレジットカードの暗証番号等を登録しなければならないのには気が引けます。2はまた心理的な理由になるのですが、自分でエクセルに支出額を記入していくと、どこにいくら使っているのかを時系列ごとに実感できますし、月の途中で使いすぎた場合にもすぐ気がつけるのでいいと思います。
ただやはり家計簿のような面倒くさい毎月の作業の自動化は、継続するうえでとても重要だと思いますので、家計簿アプリを使うのは賢い手段です。僕もそのうちエクセルでの管理をやめて、なにかしらのアプリを使ってみるかもしれません。