インデックスファンドが最良の投資方法である理由

まとめ

・分散投資ができる

・コストが極めて低い

※一応始めに書いておきますが、僕はファイナルシャルプランナー等の資格は一切持っていませんので、ここに書かれていることは僕の個人的なオススメ、意見として捉えてください。

FIREとインデックスファンド

FIREの為の投資法としては、インデックスファンドか圧倒的な人気を誇っています。僕も投資は基本的にインデックスファンドと決めていて、何年かしたら少し債権(bonds)を混ぜようかなと検討しているぐらいです。なぜそこまでオススメされているのか?それには分散して投資ができること、無駄なコストが少ないという理由があります。

分散投資(Portfolio Diversification) のススメ

投資とは恐ろしいもので、前の記事でも述べたように市場の平均に勝てるように投資ができる人は全体の1割と言われています。(人によっては1%という見方をする場合も)

この企業は何十年も存続してきた大企業だから絶対安全!なんて保証はどこにもありません。インサイダー情報でも持っていない限り、個人の投資家ができることは投機の意味合いが強くなってしまうでしょう。そんな難易度の高いギャンブルのようなことに多大な労力を割くぐらいなら、市場全体に投資してその継続的な成長から長期的に利益を得ようという考え方がFIREのコミュニティでは広く支持されています。市場全体に投資するということで分散投資ができ、仮に一つの産業、一つの市場が不況におちいったときのリスクを軽減することができます。

インデックスファンドは一つの企業、産業に自分の資産を委ねてしまうのではありません。極端に言うなら、何十年後かの未来に、人類は(経済的に)進歩をしているか?という賭けをしているのです。その問いに対して僕はYesという信条を持っているということです。

アメリカの各産業の代表的な企業500をピックアップしたS&P 500という指標があります。このインデックスは過去90年で年率10%というリターンを生み出したそうです。正直なところ、この「市場の平均」というのは、長期的に資産を形成していくなら十分すぎるぐらいの高さなのです。仮に年率7%だとしても、年間200万円をこのインデックスに投資すると、20年後にはなんと8700万円以上に増える計算です。200万円を20年なので投資に回した資産自体は4000万円です。20年後には2倍以上になっている可能性があるならやらない手はないと思います。

インデックスファンドはコストが低い

いざ投資をする際に注意しなければならないのが、投資商品を購入し、運用される時の費用です。投資信託の売買自体には手数料がかからないノーロードと呼ばれるものが増えているようで、ただ購入するだけでは手数料はかからないことが基本です。ただ、投資信託の商品には管理費用と呼ばれるものがかかってきます。これは投資している資産の何%という風に決まっています。このコストに1番気をつけなければなりません。

投資信託の中にはインデックスではなくアクティブファンドと呼ばれるものがあります。これはインデックスという指標を「パッシブ」に追うのではなく、「アクティブ」に投資して「市場の平均」を上回ることを目的としています。ただ、アクティブファンドは基本的に管理費用がかなり高いです。有名なアクティブファンドには1%費用がかかるものがありますが、これは仮に1000万円投資に回していたら年間10万円も取られてしまう計算になります。仮に年率4%の利益を生み出せたとしても、その4分の1(!)が費用として取られてしまうのです。

一方のインデックスファンドですが、僕が利用しているeMAXIS Slim先進国株式インデックスはなんと管理費用が 0.1023%%です。アクティブファンドの10分の1ほどにコストが抑えられています。この0.1%という数字は管理費用を見る時の一つの指標としていいと思います。

世界の様々な市場に分散ができ、リスク軽減ができる。そして限りなく低コストという点でインデックスファンドがFIREのための投資法としては適しているのです。